Windows8.1、Intel Atom Z3740／Z3740D（Bay Trail-T）搭載の8インチタブレットPC、4製品のスペックを比較してみました。
Lenovo Miix2 8（左上）、Dell Venue 8 Pro（右上）、東芝 dynabook Tab VT484（左下）、Acer Iconia W4-820（右下）
Miix 2 8：12月6日発売
- 59399891/AM1（64GB）：Microsoft Office Home & Student 2013：アマゾン限定販売（アマゾン
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- 59404411（32GB）：Microsoft Office Personal 2013：実売43,000円前後（アマゾン
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- 59399891（64GB）：Microsoft Office Home & Student 2013：実売48,000円前後（アマゾン
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Venue 8 Pro：12月30日発売（発売記念キャンペーン
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- Office Personal 2013搭載モデル：39,980円
- Office Home and Business 2013搭載モデル：41,980円
dynabook Tab VT484
- VT484/22K（32GB）：Microsoft Office Personal 2013：実売52,000円前後、2013年12月20日発売（アマゾン
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- VT484/23K（32GB）：Microsoft Office Home and Business 2013：実売55,000円前後、2013年12月20日発売（アマゾン
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- VT484/26K（64GB）：Microsoft Office Home and Business 2013：実売60,000円前後、2013年11月22日発売（アマゾン
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Iconia W4-820：12月中旬発売
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）選択のポイント
いずれもほぼ同じCPU（Atom Z3740／Atom Z3740）、同じメモリー（2GB）であり、大きな違いはストレージ（32GBか64GB）とオフィスのエディション（パーソナルかホーム＆ビジネス）の違い程度です。
しかし、もう少し詳しく見ていくと、それぞれの製品の違いと個性が見えてくると思います。
以下、4製品のより詳細な仕様を見ていきます。
4モデルの共通点と相違点
OS
- Windows 8.1 32bit
いずれも通常のWindowsソフト・アプリが利用できるWindows8,1を搭載しています。Windows RTではありません。
液晶ディスプレイ
- 8型、1280×800ドット、IPS方式ディスプレイ
4製品とも同じサイズ、解像度、ディスプレイ方式です。ただし、異なる点もあります。
同時マルチタッチ数に違いがあります。5点マルチタッチ or 10点マルチタッチです。
また、細かい点では同じIPSでも視野角が異なるようです。
プロセッサ：Intel Bay Trail-T
- Miix 2 8：Intel Atom Z3740
- Venue 8 Pro：Intel Atom Z3740D
- dynabook Tab VT484：Intel Atom Z3740
- Iconia W4-820：Intel Atom Z3740
「Z3740D」と「Z3740」はそれぞれ異なるCPUです（Intel 製品比較表）。
周波数（1.33〜1.86GHz）、コア/スレッド（4/4）、キャッシュ（2MB）は同一ですが、SDP（シナリオデザインパワー）、メモリースペック、内蔵GPUの周波数などに違いがあります。たとえば、「Z3740」はメモリーチャネルがデュアルですが、「Z3740D」はシングルであり、メモリー帯域幅も「Z3740」が広くなります。GPUクロックほんのわずか（1〜2MHz）の違いなので気にする必要はないでしょう。
メモリー
- 2GB
細かく見ると、上述のように搭載CPUによってメモリータイプが若干異なります。
いずれも標準搭載以上は増設できず、交換もできません。
ストレージ
- Miix 2 8：32GB／64GB eMMC
- Venue 8 Pro：64GB eMMC
- dynabook Tab VT484：32GB／64GB eMMC
- Iconia W4-820：64GB eMMC
「Miix 2 8」および「dynabook Tab VT484」の下位モデルには32GBが搭載されています。
カメラ：背面／前面
- Miix 2 8：500万画素／200万画素
- Venue 8 Pro：500万画素／120万画素
- dynabook Tab VT484：800万画素／200万画素
- Iconia W4-820：500万画素／200万画素
「dynabook Tab VT484」だけに800万画素のリアカメラが搭載、その他は500万画素で共通です。
ちなみに、iPhone5sは800万画素、iPad AirやRetina iPad miniは500万画素です。
バッテリー駆動時間
- Miix 2 8：約10時間
- Venue 8 Pro：約8時間
- dynabook Tab VT484：約11時間
- Iconia W4-820：約8時間（WEB）／約10時間（動画）
同じ省電力CPUでありほぼ横並びです。その中で、「dynabook Tab VT484」は重量がある分バッテリー容量が大きいのか駆動時間も長いです。
本体サイズと重量
- Miix 2 8：215.6×131.6×8.35mm、350g
- Venue 8 Pro：216×130×8.9mm、395g
- dynabook Tab VT484：213×135.9×10.7mm、445g
- Iconia W4-820：218.9×134.9×9.75-10.75mm、415g
「Miix 2 8」の軽さや薄さが目立ちます。一方、「dynabook Tab VT484」は「Miix 2 8」よりも100g近く重くなります。
通信
- 無線LAN、Bluetooth4.0
Wi-Fiは、802.11b/g/n と 802.11a/b/g/n を採用する製品とにわかれます。
また、特に「Venue 8 Pro」は「2x2 MIMO」を搭載し高速なWi-Fi通信が期待できます。
マイクロソフトオフィス
- Microsoft Office Personal 2013（Word/Excel/OutLook）
- Microsoft Office Home and Business 2013（Word/Excel/OutLook/PowerPoint/OneNote）
いずれも下位モデルがパーソナル、上位モデルがホーム＆ビジネスを搭載します。後者にだけパワーポイントとワンノートが付属します。
GPS
- 調べた限りでは、「Miix 2 8」と「dynabook Tab VT484」（仕様表には未掲載）に搭載（記事下部の更新参照）
HDMI出力
- 「dynabook Tab VT484」と「Iconia W4-820」に搭載
それでは、各モデルが他に比べて優秀な点をまとめてみます。
まとめ：各製品の他にはない特長
- Miix 2 8
- 本体が薄く軽量（Windows8.1搭載では世界最軽量）、GPS搭載
- Venue 8 Pro
- オプションでSIMフリーのmicroSIMカードスロットを追加し3G通信が可能（別途7,854円プラス）
- dynabook Tab VT484：
- 長時間バッテリーと高画質カメラを搭載、HDMI出力搭載、GPS搭載
- Iconia W4-820
- 実売価格が低価格、HDMI出力搭載
横並び感のあるWindowsタブレットですが、細かい点で各製品に個性があるようです。
Windowsタブレットで携帯電話通信の利用できるのは国内ではまだ少数です。ただし、どのキャリアのSIMカードが使えるのかなど、サポートはありません。
4製品の詳細なスペックと構成は次の通りです。
Lenovo Miix 2 8の主な仕様
- OS：Windows 8.1 32bit
- 液晶：8インチ 1280×800ドット 10点マルチタッチ IPS方式 視野角178度
- CPU：Intel Bay Trail-T Atom Z3740 クアッドコア 1.33GHz-1.8GHz
- GPU：Intel HD Graphics
- RAM：2GB LPDDR3
- ストレージ：32GB/64GB eMMC
- メモリーカードスロット：microSDカードスロット 最大32GBまで
- 通信：Wi-Fi（802.11a/b/g/n）、Bluetooth4.0
- カメラ：前面200万画素/背面500万画素
- オーディオ：スピーカー、マイク・ヘッドホンコンボジャック
- USB：microUSB×1
- センサー：加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー、GPS
- 本体サイズ：約215.6×131.6×8.35mm
- 本体重量：350g
- 本体カラー：シルバー
- バッテリー駆動時間：約10時間
- バッテリー充電時間：約3.5時間
- オフィススイート
- 59404411：Microsoft Office Personal 2013：43,000円前後
- 59399891：Microsoft Office Home & Student 2013：48,000円前後
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【訂正】記事初出時、無線LANを802.11b/g/nとしていましたが、正しくは802.11a/b/g/nです。お詫びして訂正いたします。
Dell Venue 8 Proの主な仕様
- OS：Windows8.1 32bit
- 液晶：8型 1280×800ドット IPS方式
- CPU：Intel Atom Z3740D（1.8GHz）クアッドコア
- メモリー：2GB DDR3L-RS 1,600MHz
- ストレージ：64GB eMMC
- メモリーカード：microSDカードスロット
- カメラ：背面500万画素、前面120万画素
- 通信：Wi-Fi（IEEE 802.11a/b/g/n 2x2 MIMO）、Bluetooth 4.0
- インターフェース：microUSB、オーディオ入出力など
- その他：Miracastワイヤレス・ディスプレイ
- バッテリー：18Wh 4830mAh
- バッテリー駆動時間：8時間
- 本体サイズ：216×130×8.9mm
- 本体重量：395g
- 本体カラー：ブラック、レッド
- オフィススイート
- Office非搭載モデル：39,980円
- Office Home and Business 2013搭載モデル：41,980円
- オプション
- タブレットケースフォリオ：4,380円
- ワイヤレスキーボード兼カバーケース：9,980円
- アクティブスタイラス（Synaptics製）：2,980円
- microSIMカードスロット：7,854円
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訂正：スタイラスはワコム製ではなくSynaptics製でした（PC Watch）。お詫びして訂正いたします。
dynabook Tab VT484の主なスペック
- OS：Windows 8.1 32bit
- 液晶：8型、1280×800ドット、広視野角パネル
- CPU：Intel Z3740（最大1.86GHz）、クアッドコア（4コア）、L2キャッシュ2MB
- GPU：Intel HDグラフィックス
- メモリー：2GB LPDDR3-1066 SDRAM ※増設交換不可
- ストレージ：64GB／32GB
- カードリーダ：microSDカードスロット
- カメラ：背面800万画素、前面200万画素
- 映像出力：micro HDMI
- オーディオ：ステレオスピーカー、内蔵モノラルマイク、ヘッドフォンジャック
- 通信：無線LAN（802.11a/b/g/n）、Bluetooth 4.0
- USBポート：micro USB2.0×1
- バッテリー駆動時間：約11時間
- 本体サイズ：約135.9（幅）×213.0（奥行）×10.7（高さ）mm
- 本体重量：約445g
- オフィススイート
- VT484/26K、 VT484/23K：Microsoft Office Home and Business 2013
- VT484/22K：Microsoft Office Personal 2013
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Acer Iconia W4-820の主な仕様
- OS：Windows 8.1 32bit
- 液晶：8型、1280×800ドット、IPS方式、視野角170度、5点マルチタッチ対応、光沢パネル
- CPU：Intel Z3740（最大1.86GHz）、クアッドコア（4コア）、L2キャッシュ2MB
- GPU：Intel HDグラフィックス
- メモリー：2GB LPDDR3 SDRAM ※増設交換不可
- ストレージ：64GB eMMC
- カードリーダ：microSD/SDHC/SDXCカードスロット
- カメラ：背面500万画素、前面200万画素
- 映像出力：micro HDMI
- オーディオ：ステレオスピーカー、内蔵マイク、ヘッドフォン/スピーカージャック
- 通信：無線LAN（802.11a/b/g/n）、Bluetooth 4.0
- USBポート：micro USB×1
- センサー：ジャイロスコープ、照度/加速度センサー、電子コンパス
- バッテリー：2セルリチウムポリマー、4960mAh
- バッテリー駆動時間：約10時間（Web閲覧時）、約8時間（動画再生時）
- 本体サイズ：218.9×134.9×9.75-10.75mm
- 本体重量：約415g
- オフィススイート
- W4-820/FP：Microsoft Office Personal 2013：43,000円前後
- W4-820/FH：Microsoft Office Home and Business 2013：48,000円前後
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【訂正】記事初出時micro USBを2基としていましたが、正しくは1基です。お詫びして訂正いたします。
更新：読者の方よりコメントにて情報をいただき、情報を追記しました。
- 「dynabook Tab VT484」と「Iconia W4-820」はHDMI出力を搭載しています。
- 「Miix 2 8」にはGPSが搭載されています。他の製品にはGPSについて記載はないようです。ただし「dynabook Tab VT484」にはGPSが搭載されていたという情報が見つかりました。
- ゲタブ！: 東芝VT484(Encore)問い合わせ GPSと充電方法
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