こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

できるだけ低価格にSIMフリー版iPhone5s/5cの月額料金を抑えて運用する方法まとめ

Apple Storeから購入可能となった、SIMフリー版iPhone5s/5cを使い、できるだけ月額料金を抑えて利用する方法をまとめました。

日本国内でSIMフリー版iPhoneを使う方法は、大きく分けて、ドコモMVNOの格安データSIMを使う方法携帯電話会社と持ち込み契約する方法があります。さらに後者には、可能な限り月額料金を抑える運用として、ドコモのAndroidスマホやタブレットのSIMを使う方法もあります。
それぞれに一長一短があります。

格安データ通信SIMのメリットとデメリット

  • 2年縛りのない(あるいはあってもずっと短い)、低価格な月額料金(月額1000円前後から)
  • 端末だけがあればすぐに使える、他の端末に入れ替えるなど、キャリアに依存しない使い方が可能
  • 新モデルが発売されるたびに契約し直すこともない
  • 各社のサービスを試し、自分に合ったものを選択することも容易
  • データ通信量の制限がシビア
  • LTEやテザリングなどが利用できない可能性

携帯電話会社と持ち込み契約するメリットとデメリット

  • 2年契約など、キャリアに縛られない
  • LTEやテザリングなど、キャリア版SIMロックiPhoneと同等のサービスを受けられる
  • 異なるキャリアを行き来し自分に合った料金プランを見つけられる
  • 新モデルが発売されるたびに契約し直すこともない
  • キャリア版SIMロックiPhoneと比べて月額料金は割高になる(月額7,300円程度)
  • 月々サポート、月月割、毎月割など端末代金割引サービス、キャンペーンなどを利用できない

関連記事

ドコモAndroid SIMのメリットとデメリット

  • うまく利用すれば、キャリア版iPhoneやMVNO格安SIMよりも月額料金が安くなる(月額3円も可能)
  • 現時点、LTEやテザリングも可能
  • 別途Androidスマホなどを契約する必要があるなど2年契約が前提だが、その分、端末代金割引や各種キャンペーンを適用できる

続いて、それぞれの方法をもう少し詳しく見ていきます。
格安データ通信SIM(ドコモMVNO)を利用する

ドコモのLTE/3G網に対応したデータ通信用SIMカードがMVNO各社から提供されています。
この格安データ通信SIMをSIMフリー版iPhone5s/5cで使うことで、キャリア版iPhone5s/5cよりも月額料金を抑えて運用することも可能です。
IIJmio、OCNモバイル ONE、BIC SIMなど月額945円or980円〜からの月額料金でデータ通信が利用できます。

SIMフリー版iPhone5s/5cと格安データ通信SIMの注意点
MVNO各社によるSIMフリー版iPhone5s/5cの動作検証はまだ出揃っていません。おそらくドコモ版iPhoneと同じ仕様になると推測されます。
ドコモ版iPhoneでMVNO SIMを使った場合、LTE接続はSMS機能付きデータSIMあるいは音声SIMのみ、テザリングは不可です。ただ、格安データ通信SIMの低速タイプでは高速なLTE通信の恩恵を受けにくい(毎月あるいは毎日のデータ通信量の制限により)ので、LTEに関しては妥協できるかもしれません。

NTTドコモのSIMを使う

ドコモ、au、ソフトバンクは、SIMフリー版iPhone5s/5cの持ち込み契約に対応することを明らかにしています。したがって、手軽さでは各社持ち込み契約が上ですが、可能な限り通信費用を下げたいと思うなら、次のような方法もあります。
以下、ドコモのAndroidスマートフォンやタブレットを購入し、そのXi契約SIMカードを、SIMフリー版iPhone5s/5cで利用する方法を説明します。

月々サポートの高額な端末を選ぶ
月々サポート額の高いスマホやタブレットを契約し、月額料金を月々サポートで相殺できれば、MVNO SIMと同程度あるいはそれ以下の月額料金で最大7GBまで通信、LTE、テザリングなどを利用することも夢ではありません。
月々サポートとは「最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月のご利用料金から割引くサービス」です。一般に端末価格の高い製品ほど月々サポートも高くなり、毎月の割引額も大きくなります。また、契約変更<新規契約<MNPの順に月々サポート料金も高くなることが多いです。

月々サポートの例(ドコモオンラインショップ調べ・記事執筆時点)
G2 L-01F

  • 月々サポート 機種変 1,575円/新規 1,995円/MNP 3,185円

GALAXY Note 3 SC-01F

  • 月々サポート 機種変 1,785円/新規 2,205円/MNP 3,850円

Xperia Z1 SO-01F

  • 月々サポート 機種変 1,890円/新規 2,310円/MNP 3,710円

GALAXY J SC-02F

  • 月々サポート 機種変 1,575円/新規 1,995円/MNP 3,220円

GALAXY S4 SC-04E

  • 月々サポート 機種変 2,415円/新規 3,255円/MNP 3,465円

Disney Mobile on docomo N-03E

  • 月々サポート 機種変 2,730円/新規 3,255円/MNP 3,430円

Xperia A SO-04E

  • 月々サポート 機種変 2,205円/新規 3,045円/MNP 3,255円

AQUOS PAD SH-08E(タブレット)

  • 月々サポート 機種変 3,045円/新規 3,045円/MNP -

Xperia Tablet Z SO-03E(タブレット)

  • 月々サポート 機種変 3,045円/新規 3,045円/MNP -

ARROWS Tab F-05E(タブレット)

  • 月々サポート 機種変 3,360円/新規 3,360円/MNP -

お得なキャンペーンを利用する
ドコモウェルカムキャンペーン

  • MNPであれば、他社からドコモへ乗り換えにより「ドコモへスイッチ割」で「タイプXi にねん」(780円)が1年間0円になります。さらに以前ドコモで使っていた番号であれば2年間無料、学生であれば3年間無料+パケット定額が1,050円/月割引です。

プラスXi割キャンペーン

  • 1台目をiPhoneやXiスマホ、2台目をタブレットあるいはスマホを契約することでパケット定額料金が割り引かれます。
  • 「プラスXi割」は、すでにiモード携帯などドコモ回線を契約中の方が2台目としてタブレットやスマホを持つ場合に非常に便利です。
  • 1台目をiPhoneやXiスマホ
    • 2台目をタブレット:2,980円(Xiデータプラン フラット にねん)
    • 2台目をXiスマホ:3,980円(Xiデータプラン フラット にねん)
  • 1台目をFOMAスマホかiモードケータイ
    • 2台目をタブレットかXiスマホ:3,980円(Xiデータプラン フラット にねん)

月額料金シミュレーション
Xiスマートフォンを1台MNPで契約した場合を考えてみました。端末購入費用は含めていません。

MNPで「GALAXY Note 3 SC-01F」を購入し、次の契約をする

  • 基本使用料「タイプXi にねん」780円
  • インターネット接続サービス「spモード」315円
  • パケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ フラット」5,985円
  • 月々サポート -3,850円(MNP)
  • ドコモへスイッチ割 -780円

合計2,455円/月

続いて、Xiタブレットを新規or機種変更し、すでに契約しているiモード携帯と「プラスXi割」を組ませてみました。

「AQUOS PAD SH-08E」を機種変更あるいは新規購入し、次の契約をする

  • インターネット接続サービス「spモード」315円
  • パケット定額サービス「Xiデータプラン フラット にねん」2,980円 ※プラスXi割適用
  • 月々サポート -3,045円(機種変・新規)
  • 小計250円/月

iモード携帯(プラスXi割の1台目)

  • 基本使用料「タイプSS バリュー」(無料通信分1,050円含む)980円(「ファミ割MAX50」または「ひとりでも割50」加入の場合)
  • インターネット接続サービス「iモード」315円
  • パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」390円〜4,410円(iモード通信上限)
  • 小計1,685円〜/月

合計:250円+1,685円〜=1,935円〜/月

Xiタブレットは「プラスXi割」を適用することで、かなりお得になります。月々サポートが3,295円以上の端末であれば、月額0円(ユニバーサル料金が別途3円)で最大7GBまでのデータ通信を利用することができます。
それでは、XiタブレットではなくXiスマホに「プラスXi割」を適用した場合の月額料金を計算してみます。

MNPで「GALAXY Note 3 SC-01F」を購入し、次の契約をする

  • インターネット接続サービス「spモード」315円
  • パケット定額サービス「Xiデータプラン フラット にねん」3,980円 ※プラスXi割適用
  • 月々サポート -3,850円(MNP)

合計:445円/月

Xiスマホに「プラスXi割」適用でも月々サポートが大きい端末であればかなり月額料金を抑えることができます。もし、月々サポートが4,295円以上の端末があれば、月額3円で運用可能です。ただし、スマートフォンでもデータプラン契約なので音声通話ができません。しかし、ペアにするiモード携帯を音声通話だけに利用することで補うこともできると思います。

ちなみに、個人的には、この「プラスXi割」を適用したデータプラン契約SIMを持っています(月額800円程度)。このSIMを使い、SIMフリー版iPhone5やiPad mini(Cellularモデル)でデータ通信を行っています。Apple StoreからSIMフリーのiPhone5sを購入すれば、かなり低い月額料金で使うことができます。

関連記事

Apple Online Store
Apple Store iPhone 5s
Apple Store iPhone 5c
ソフトバンクオンラインショップ
アマゾン SIMカード
アマゾン SIMカード(ナノSIM)