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iPad AirとRetina iPad mini、容量の選び方:サイズ別おすすめ いざ容量が必要なった時など

iPad AiriPad mini Retinaディスプレイモデルには、16GBから128GBまで、4つの容量が用意されています。
どの容量を選ぶべきなのか、誰もが一度は悩んだ経験があるかもしれません。
iPadの容量の選び方として、iMoreのGeorgia氏がクラウド、写真やビデオ、ゲームなどいくつかの視点で考察を行っています。

写真はiPad Air:Apple Online Store

追記:2014年10月に発売された「iPad Air 2」「iPad mini 3」に合わせて新しい記事をアップしました。

追記:iPhone 6/iPhone6 Plusが発売され、新たに128GBが追加されました。
iPhoneでのサイズ選択については下記をご覧ください。

iPadのカラーで悩んでいる場合は、次の記事もぜひご覧ください。

容量と価格からみたiPad AirとRetina iPad mini
16GBと32GBの価格差は1万円、32GBと64GBとの価格差は1万円、というように、容量がワンランクアップするたびにiPadの価格は1万円上乗せされます。
16GBと128GBの容量差は8倍ですが、価格差はもちろん8倍にはならず、およそ1.5倍〜1.7倍となるプラス3万円です。


Wi‑Fiモデル/Wi‑Fi + Cellularモデルの価格
iPad AirApple Store

  • 16GB:51,800円/65,800円
  • 32GB:61,800円/75,800円
  • 64GB:71,800円/85,800円
  • 128GB:81,800円/95,800円

iPad mini RetinaディスプレイモデルApple Store

  • 16GB:41,900円/55,800円
  • 32GB:51,800円/65,800円
  • 64GB:61,800円/75,800円
  • 128GB:71,800円/85,800円

容量ごとの1GBあたりの単価を計算すると次の通り。iPad AirとRetina iPad miniのWi-Fiモデルで試算しています。
iPad Airの場合、16GBモデルでは1GB当たり3200円以上となりますが、128GBモデルでは640円程度、5分の1以下になります。

1GBあたりの価格(Wi-Fiモデル)
iPad Air/Retina iPad mini

  • 16GB:3238円/2619円
  • 32GB:1931円/1619円
  • 64GB:1122円/966円
  • 128GB:639円/561円

ちなみ、一般的に、16GBモデルはAppleとって最もマージンの低い(利益率の低い)モデルです。そのことは、新型iPadでも例外ではなく、iPad Airの部品コスト試算でもそうなりました。

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ローカルとクラウドストレージ
ローカル(iPad本体に保存)とクラウドサービスを使い写真、動画、ドキュメントなどデータを保存することを考えてみます。
iPadでは、iCloudを始め、さまざまなクラウドストレージサービスを利用できます。
iCloudは無料で5GBまで利用できます。そして、最大50GBまで有料オプションが用意されています。

iCloudの追加ストレージ

  • 10GB:2,000円/年
  • 20GB:4,000円/年
  • 50GB:10,000円/年

iCloud以外でも、Dropbox、Googleドライブ、Microsoft SkyDriveなど無料から使えるクラウドストレージサービスはたくさんあります。
こうしたサービスを使えば、16GBでも十分と思うかもしれません。
しかし、クラウドストレージがローカルストレージのすべてをカバーしてくれるわけではありません。
クラウドでできること、できないこと

  • たとえば、iCloudから動画を再生することはできません。まず、動画をダウンロードしiPad本体に保存しなければなりません。当然、ダウンロードには時間がかかります。それと同時に、iPadにその分の空き容量がなければなりません。
  • もし、映画をたくさん見たいなら、ダウンロードし視聴しては消して、再びダウンロードし視聴しては消して、を繰り返す必要があります。同様のことは、容量の大きなゲーム、音楽などでも起こります。
  • もし、クラウド上のコンテンツをリアルタイムで視聴できたとしても、常に、Wi-Fiや携帯電話通信が必要になります。

写真とビデオ撮影
iPad AirとRetina iPad miniは、500万画素のカメラを搭載しています。また、1080p/30fpsの動画を撮影することが可能です。
たとえば、1時間の1080p動画はおよそ10GBの容量になります。16GBモデルでアプリやデータをいくつか入れていた場合、かなり厳しい状態になります。
もし、iPadで写真やビデオを撮影することを主要な目的としているのであれば、16GBでは満足できないかもしれません。もちろん、撮影したビデオをすぐにクラウドにアップロードし、編集はPCやMacで行うという方法もあります。ただし、特にビデオを長時間撮影するのであれば容量の選択は慎重に行うべきです。

アプリ、ゲーム、メディアコンテンツ
アプリ、特にゲームアプリは、iPadに多くの空き容量が必要です。良質なゲームの場合、それ1つで1GBの容量を超えることも珍しくありません。
iTunes映画は、SD画質でも1〜3GBの容量があります。HD画質であれば3〜6GBにもなります。iTunes以外の動画サービスを使ったとしても、あるいは、録画しておいた番組をiPad用に変換してそれをiPad本体に保存しても、かなりの容量を占有されることになります。
たとえば、640×360にリサイズしたMP4形式の1時間のテレビ番組は600〜700MB以上です。2時間を超える映画作品では1本でも1.5GB以上になります。
iTunes Matchや同様のミュージックロッカーサービス、あるいはストリーミングサービスであっても、再生のためにオフラインではローカルストレージを必要とします。

以上のような考察を踏まえて、各容量ごとの検討をしてみます。

容量別おすすめ

16GBモデル
多くのアプリ、ゲームをプレイしないのであれば、あるいは、多くの映画作品やテレビ番組を見ることがないのであれば、高画質な写真やビデオ撮影をしても本体に撮り貯めておかないならば、おそらく、16GBでも大丈夫です。
iPadにできるだけデータやコンテンツを保存せずに、MacやPCをメインにするという選択肢もあります。あるいは、iPadが不調になったときの復元のしやすさなどで、iPadにあまり色々なものを保存しないという考え方もあります。そうであれば、16GBでも十分かもしれません。
16GBモデルは、iPad AirでもRetina iPad miniでも、最も低価格なモデルです。来年には新モデルを買うから一番安いモデルを選ぶのであれば、16GBも良さそうです(個人的にはこれ)。音楽再生、写真撮影やビデオ撮影はiPhoneで行う、というように、複数のiOSデバイスを所有しそれらを使い分ける場合も、16GBは選択肢となるかもしれません。

32GBモデル
iPadで比較的いろいろなことをしたいのであれば、32GBは適切な容量の1つです。16GBの2倍の容量を1万円プラスで入手できます。
ゲーム、映画、テレビ番組、音楽をiPadで楽しみたいなら、iPadで写真やビデオ撮影も行いたいなら、多くのユーザにとって32GBは十分なサイズと思われます。
iPad Airで、128GBモデルに次いで出荷予定日の期間が長いのが、この32GBモデルでもあります。発売されたばかりの製品で熱心なユーザーが最初に飛びつくのは最上位モデルが多いので、32GBモデルは、それ以外を含め、多くの購入者が選択しているのだと考えられます。

64GBモデル
より大量のアプリ、ゲーム、映画、テレビ番組、音楽ライブラリをコレクションしている、長時間のビデオ撮影を行いそれを本体に保存しておきたいのであれば、16GBの4倍の容量を持つ64GBモデルが魅力的です。128GBが登場するまで、最大容量のiOSデバイスでした。
32GBと64GBとどちらを選ぶべきか、これが最大の悩みになるかもしれません。iPhoneなど他のiOSデバイスを持っているか、というのもその手助けになると思います。

128GBモデル
おそらく、128GBモデル選択するユーザーは、容量や価格について悩むことはほとんどなかったのではないでしょうか。
128GBを選ぶユーザーは、すべてをiPadに保管しておきたい高音質の音楽愛好家であり、世界中を旅行するのにも十分なエンターテイメント作品を保存したいビデオコレクター、あるいは、熱心なゲームマニアかもしれません。

個人的な経験から
 これまで、iPhoneとiPod touch(32GBと16GB)、iPadとiPad mini(32GBと64GB)をそれぞれ購入してきました。
 個人的には、iPhoneは16GB十分と考えています。一方、iPadは32GBか16GBで迷うところです。
 使い分けは、写真やビデオ撮影をiPhoneで、ゲームと動画視聴をiPadで行っています。

容量が必要になったこと
 家族が入院した際に、データ通信のできない病室でiPadを使う機会がありました。
 そこでiPadに録画したテレビ番組を保存し、病室で見てもらおうとしたところ、32GBのiPadではかなり厳しいものがありました。10日ほどの入院だったので、それほど番組を保存しなくて済みましたが、それでも、32GBであっても思ったよりも入らなかったというのが正直な感想です。
 用意した番組は640×360ピクセルのH264形式MP4でエンコードしました。30分のアニメで280MB程度、1時間のドラマで700MB程度、2時間の映画で1.5GBほどありました。たとえば、12回のTVアニメシリーズで3.4GB近くになります。

 入院というのは特殊なケースかもしれませんが、通信環境のない旅行先、通信費用の高くつく海外旅行などにも当てはまるかと思います。
 一方で、ほぼ毎年のようにiOSデバイスを買い替えるので、できるだけ新モデル購入経費は抑えたいという気持ちもあります。

買い換え頻度で容量を選ぶ方法
 昨年、iPad mini第1世代は32GBを選択しました。今年、Retina iPad miniは、やはり、32GBにするか、一つ落として16GBにしようと考えています。
 もし、頻繁に買い替えないのであれば、できるだけ大きな容量を選ぶべきと思います。近い将来の買い換えを前提にしていれば、今回容量選びに失敗しても我慢できると思います。しかし、比較的長い期間使うのであれば、やはり大きめの容量を選んでおいた方が安心だと考えます。

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iPad Airの情報については[iPad Air]に、iPad mini Retinaディスプレイについては[iPad mini2]に、それぞれまとめてあります。
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