ドコモ版iPhone専用SIMカード、Androidでパケット通信の利用不可に

ドコモ版「iPhone 5s」「iPhone 5c」には専用のパケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」が用意されています。
この定額サービスを契約したSIMは、iPhone以外のAndroidスマートフォンなどでも利用できることが知られていましたが、それができなくなってしまいました。

ドコモiPhone用nanoSIMカード
伊藤浩一のWindows Phone応援団（旧W-ZERO3応援団）で報告されているのを読み、自分でも手元のAndroidスマホ「Optimus LTE L-01D」にドコモのiPhone専用SIMカードを挿入し通信できるか試してみました。結果として、報告の通り、通話はできるものの通信は行えませんでした。どうやら、ドコモは「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」をiPhone以外で「順次」使えなくしているようです。
確かに、ドコモのiPhoneページを見ると、iPhone以外で「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を使いパケット通信は利用できないと記載されています。今回、その記載通りの制限が実施されたと考えられます。
なお、「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」は最初からspモードだけしか利用できないように制限されています（これも上記iPhoneページに記載されています）。そのため、このSIMカードをドコモの端末以外で使うことはできません。たとえば、Nexus7（2013）LTEモデルやNexus5など、SIMフリーのタブレットやスマホであっても、この契約のSIMカードを使うことはできないはずです。
一方、ドコモがiPhone発売後、SIMロックフリーのiPhone5sおよびiPhone5の一部モデルでは、iPhone専用SIMをspモードで利用できていました。この施策後、試しに米国版iPhone5s「A1533」（CDMA/Verizon）でiPhone専用SIMを使ってみたところ、通話および通信を確認できました。
もし、今後も、iPhone専用SIMをAndroidでも使えるようにするには、上記報告にもある「Xiパケ・ホーダイフラット」などAndroid向けのパケット定額サービスに変更するしかなさそうです。この契約変更は、てっきりできないものと思っていましたが、それがドコモショップで変更できたようです。
現在、ドコモ版iPhoneではAndroid向けのXi契約SIMカードを利用することができます。今後、今回のような制限が行われた場合、ドコモ版iPhoneでXi契約SIMカードを使えなくなる可能性もあります。
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