本日よりiPad Airのレビュー記事が解禁され、海外メディアが一斉にレビューを掲載しています。
AnandTechによれば、iPad Airの搭載するA7プロセッサはクロック1.4GHz、メモリーは1GBです。
写真は上から、iPad mini、iPad Air、iPad2、iPad4を重ねて置いたところ:AnandTech
以下、歴代のiPadシリーズ(初代iPad、iPad2、iPad3、iPad4、iPad Air)のスペック比較表です。
(歴代iPadシリーズのスペック比較一覧表:AnandTech)
iPadシリーズは、順調にアップグレードを繰り返してきましたが、興味深いことに、iPad3以降最新のiPad Airまで、メモリーは1GBのままです。
プロセッサ
iPad Airのプロセッサは、Apple A7 (2 x Cyclone 1.4GHz, PowerVR G6430)。A7チップはiPhone5sで初めて搭載されました。ただし、iPhone5sのA7とは次の3つの点で異なる事が指摘されています。
第1に、iPhone5sのクロックは1.3GHzです(AnandTech | The iPhone 5s Review)。同じプロセッサでも1.3GHzから1.4GHzに、7.69%クロックアップしたことで、iPad AirのパフォーマンスはiPhone5sよりも更に向上します。
第2に、iPad AirのA7は、iPhone5sのものより何らかの改善(ファームウェアかマイクロコードなのか、コアのリビジョンなのかは不明)がなされており、クロックの違い以上のパフォーマンスを見ることができたとされています。
第3に、iPad AirとiPhone5sの本体サイズの違いです。より大きな筐体のiPad Airの方がプロセッサの排熱処理の上でも有利です。
ベンチマーク
AnandTechのレビューでは、CPUおよびGPUの数多くのベンチマークも計測され、他のデバイスとも比較されています。この比較はとても興味深いので別の記事で改めて紹介しようと思います。
ここでは、Daring Fireballの次のベンチマーク結果が大筋をつかむ上で便利だと思います。
(iPad Air、iPhone5s、iPad3、iPad4、MacBook Air Late 2010のベンチマーク比較)
Geekbench3およびSunspider1.0.2のベンチマークにおいて、iPad AirとiPhone5sは、もはや、MacBook Air(Late 2010)を上回る良い結果を出していることがわかります。iPad AirとiPhone5sの違いは、この2つのベンチでは、ほぼ同程度ですが、わずかにiPad Airが優秀な結果です。
最後に、iPad4とiPad Airとにそれぞれスマートカバーを取り付けたところを撮影したAnandTechの写真です。
(写真左がiPad4、右がiPad Air)
こうして見比べると、iPad Airがいかに小さくなったのかを改めて実感できると思います。
AnandTechは次のようにまとめてレビューを終えています。
iPad Airは、9.7インチiPadの歴史の中で、最も重要なアップグレードです。それは、より軽く、より携帯しやすく、より使いやすく、そして、いかなる前機種よりも高速です。iPad Airでもユーザーがすることは基本的には変わりません。しかし、もし、タブレットを1台購入したいのであれば、iPad Airは正にこれまでで最高のiPadです。
より小さなタブレット市場は、Nexus7のおかげでより激しくなっています。しかし、10インチ前後のタブレットにおいては、Appleが優位な位置を占め続けるでしょう。
追記:iPad AirとiPad4、iPad3などとのGeekbench3スコアについて、新しい記事をアップしました。
iPad Airの情報については[iPad Air]に、iPad mini Retinaディスプレイについては[iPad mini2]に、それぞれまとめてあります。
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