Surface Proが値下げ新型Surface Pro2発売で新旧モデルの違いを見比べる

マイクロソフトは、新型「Surface Pro 2」を発売し、同時に、第1世代のSurface Proを値下げしました。値下げは12月末までの期間限定です。値下げされているのは128GBおよび256GBモデルです。

Surface Pro：Microsoft Store
Surface Proは米国で今年2月、日本では6月に発売されたばかり、わずか4カ月ほどで新モデルが発売されました。両モデルの価格は次の通り。値下げキャンペーンににより、128GB同士で2万円、256GB同士で3万円の価格差があります。

Surface Pro 128GB/4GB RAM：89,800円→79,800円

Surface Pro 256GB/4GB RAM：109,800円→99,800円

Surface Pro2 128GB/4GB RAM：99,800円

Surface Pro2 256GB/8GB RAM：129,800円

Surface Pro2 512GB/8GB RAM：179,800円

第1世代Surface Proと第2世代Surface Pro2とでは、プロセッサ、メモリー（256GB以上）、バッテリー駆動時間が主要な違いです。第1世代にはIvy Bridge第3世代Core i5-3317U、第2世代にはHaswell第4世代Core i5-4200Uプロセッサが搭載されています。
両プロセッサの端的な違いは、たとえば同じベンチマークを計測させたときに比較できます。
以下、Geekbench3における新旧Surface Proの計測結果です。

第1世代Surface Proと第2世代Surface Pro2のベンチマークスコア

Surface Pro - Geekbench

その他の違いは次のようになります。

第1世代Surface Proと第2世代Surface Pro2の主な違い
プロセッサ

Surface Pro：Intel Core i5-3317U 1.7GHz

Surface Pro2：Intel Core i5-4200U 1.6GHz

メモリー

Surface Pro：4GB RAM

Surface Pro2：128GBは4GB、256GBおよび512GBは8GB RAM

OS

Surface Pro：Windows8 Pro 64bit（無償でWindows8.1へアップグレード可能）

Surface Pro2：Windows8.1 Pro 64bit

バッテリー駆動時間

Surface Pro：約4〜5時間

Surface Pro2：約7時間（Surface Proの75％延長）

ストレージ

Surface Pro：128GB、256GB

Surface Pro2：128GB、256GB、512GB

キックスタンド

Surface Pro：1段階（40度）

Surface Pro2：2段階（40度/22度）

ディスプレイ

Surface Pro2：輝度をSurface Proよりも46％向上

本体サイズ

Surface Pro：約275 x 173 x 14 mm、907g

Surface Pro2：約275 x 173 x 13.5 mm、907g

その他

Surface Pro2：

Skype 12か月無料特典「世界61か国　固定電話かけ放題プラン」

Skype 12か月無料特典「Skype WiFi 12か月無料」

SkyDrive 200GB 無料（2年間）※1年間で8,000円、2年間で16,000円分


キックスタンドの角度の違い（上が第1世代、下が第2世代）

新旧モデルの共通仕様としては、ディスプレイサイズや解像度、本体重量、インターフェース、ワイヤレス、センサー、オフィススイートなどがあります。

第1世代Surface Proと第2世代Surface Pro2の共通スペック

ディスプレイ：10.6型 1920x1080 ClearType フルHD 10点マルチタッチ

本体重量：907g

インターフェース：USB3.0、microSDXCカードリーダー、ヘッドホンジャック、Mini DisplayPort、カバー用ポート

ワイヤレス： Wi-Fi (802.11a/b/g/n)、Bluetooth4.0（省電力技術）

カメラ：720p HDカメラ×2（フロント/リア）

オーディオ：マイク、ステレオスピーカー

センサー：環境光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパス

オフィス：Office Home & Business 2013

第1世代と第2世代、どちらを選ぶか

Surface Proは、他のスタンダードノートとは異なり、メモリーやストレージの交換や増設はできません。UltrabookなどやiPad、Androidタブレットなどにそうした仕様は近いです。
もし、4GBメモリーに懸念があるなら、8GBを搭載するSurface Pro2の256GB以上しか選ぶことはできません。プロセッサ同士の違いを見た場合、特にグラフィック性能と省電力性能においてSurface Pro2に分があります。また、バッテリー寿命に関しても同様です。
キックスタンドは、地味ながらMicrosoftが大いにアピールする改善点です。タイプカバーを使い膝の上で操作する際など、新しい角度のキックスタンドは重宝すると説明されています。
細かい点では、新モデルだけに用意されるSkypeやSkyDriveの無料特典も魅力の1つです。
こうした点を踏まえて、常に持ち歩き移動中に使う、最新のCPUでより高速な処理を使う、などの目的であれば、新型Surface Pro2がおすすめです。一方、あまり移動せずにたまに持ち歩く程度で使う、モバイルとしても使うが電源のある場所で、最新ではなくともわずか数ヶ月前の現役CPUで十分、というのであれば、第1世代Surface Proの安さは魅力的です。