Appleは新しいディスプレイを次期iPhone、iPad、MacBookシリーズなど、ラインナップ全体に採用する予定だとETNews(via Mac Rumors)が伝えています。
12.9インチiPadのイメージ:CiccareseDesign
記事で主張されているほとんどは、新情報のほかにもこれまでに登場した多くの予測や噂を含んでいます。まとめると次のようになります。
- 新型iPhoneは、少なくとも5インチの大画面を搭載することは確実です。
- LG Displayやジャパンディスプレイなど、Appleに製品を供給しているディスプレイメーカー各社は、Appleの要求とともにLTPS(Low Temperature Poly-silicon)の生産準備を始めるなど、高解像度ディスプレイの生産能力を増大させています。
- iPadシリーズについては、iPad第5世代は9.7インチディスプレイとiPad miniのような細身の筐体を採用します。iPad miniは来年にはLTPSディスプレイを搭載した高解像度モデルを搭載します。
- iPhone5cのように、iPadは、ディスプレイの表示性能に応じて、廉価版とプレミアム版とに分けられます。
- 特大ディスプレイを採用した12.9インチiPadは電子教科書市場や企業向けに来年発表されます。
- Appleは、現在、MacBookシリーズのためにIGZOディスプレイの搭載を考慮しています。
- その他、OLEDディスプレイはiWatchを含むAppleの新モデルに採用されます。
こうしたAppleのディスプレイのための新たな戦略は、市場に大きな影響を与えています。ジャパンディスプレイはApple以外にもその顧客を多様化しようしていています。一方、LG DisplayはAppleにより多くのディスプレイを供給する見込みです。iPad5とRetina iPad miniのために、Samsung Displayは大きなシェアを占めることが期待されています。LGとSamsungはAppleへの大量供給に備えて準備をしており、iPhone、iPad、MacBookシリーズのディスプレイ生産能力を拡大させています。傾向としては、Appleは台湾及び日本のメーカーの代わりに韓国のディスプレイメーカーからの供給を増やすことになると業界関係者は指摘しています。
こうした情報すべてが実現されるかは、もちろん、わかりません。実際に実現できそうなこととそうでないこととの両方が含まれていると9to5Macは指摘しています。
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