新型「iPhone 5s」は最新のA7チップを初めて搭載したiOSデバイスです。
AnandTechによれば、A7チップは予想されていたようなクアッドコアではなく、64bitのデュアルコアであり、メモリーは1GBしかありません。
しかし、数々のベンチマークにおいて、iPhone5sは他のハイエンドスマートフォンを超えるパフォーマンスを証明しました。
AppleのiPhone発表イベントにおけるA7チップの説明の様子
AnandTechは、デュアルコアのA7はSunSpiderベンチマークテストにおいてQualcomm Snapdragon 800やARM Cortex A15さえも超える現在最速のSoCであるとレビューしています。
SunSpider Javascript Benchmarkのスコア
スマートフォンにおいて、コア数を増やすことだけが、パフォーマンスを上げる唯一の方法ではないようです。コア数を多くすればそれだけバッテリー寿命にも影響します。
iPhone5sのメモリーが1GBというのも、他のAndroidスマートフォンと比べると少なめです。LG G2やGALAXY S4は2GB RAMを搭載します。
A7はコンシューマ向けとしては世界初の64bitプロセッサを搭載します。64bitプロセッサを十分に駆動させるにはより多くのメモリー（たとえば4GB程度）が必要と予想されていましたが、AnandTechのレビューではiPhone5sはiPhone5と同じ1GBメモリーのままでした。しかし、iPhone5sのベンチマーク結果を見ると、1GBでも十分な性能を発揮できるように見えます。
参考：9to5Mac iDownloadBlog
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