新型「iPhone 5s」「iPhone 5c」のLTE対応についてまとめました。
iPhone5cおよび5sの対応LTE周波数帯：Appleサポートページ
新モデルの国内版は、iPhone5sが1モデル、iPhone5cが1モデルです。iPhone5はソフトバンクとauがそれぞれ別モデルでした。
- iPhone 5s：モデルA1453
- iPhone 5c：モデルA1456
iPhone5s/5cの対応するLTEバンドは次の通り。3社のプラチナバンドも初めて対応します（ドコモとauはすでに展開中だが、ソフトバンクは来年以降の予定）。iPhone5では非対応でした。
iPhone5s/5cの対応LTEバンドと周波数
- LTEバンド1（2,100MHz）：ドコモ、ソフトバンク、KDDI（au）
- LTEバンド2（1,900MHz）
- LTEバンド3（1,800MHz）：ソフトバンク（emobile）、ドコモ（今秋予定）
- LTEバンド4（AWS）
- LTEバンド5（850MHz）
- LTEバンド8（900MHz）：ソフトバンク プラチナバンド（2014年予定：Engadget）
- LTEバンド13（700c MHz）
- LTEバンド17（700b MHz）
- LTEバンド18（800MHz）：au プラチナバンド
- LTEバンド19（800MHz）：ドコモ プラチナバンド
- LTEバンド20（800 DD）
- LTEバンド25（1,900MHz）
- LTEバンド26（800MHz）
追記：ソフトバンクの900MHzが2014年4月を目標に急ぎ整備することを決定
なお、TD-LTEバンド41（AXGP/ソフトバンク）、バンド11（1,500MHz帯/au）、バンド21（1,500MHz帯/ドコモ）には非対応の模様。
日本通信、OCN、IIJなどMVMO各社のSIMカードはドコモの通信網を利用します。これらSIMカードは、これまでiPhoneやiPad、iPad miniのSIMフリー版か、ドコモのAndroid端末で使うことができました。
今回、iPhone5sが1モデル、iPhone5cが1モデルです。そこで、iPhone5sをソフトバンクで購入すればドコモやauでも使えるかといえば、おそらく従来通りSIMロックがかかっているので、それはできないはずです。ソフトバンク版はソフトバンクSIM以外はロックされています。ドコモやauも同様です。Appleが米国のようにSIMフリーのiPhoneを発売すれば可能です（すでに米国ではiPhone5s/5cのSIMロックフリーモデルの価格が案内されています）。
しかし、SIMロックされたAndroidスマホやタブレットが日本通信、OCN、IIJmioなどのSIMカードで利用できたので、そのままいけば、ドコモ版iPhoneでも同様になると考えれます。ただし、テザリングについては、現状でもドコモ版Androidの機種によって制限されています（たとえば、IIJmioの動作確認済み端末一覧）。ドコモ版iPhone5c/5sではどうなるのか、9月20日の発売後、順次明らかになるはずです。
追記：iPhone5s/5cは、ドコモ、au、ソフトバンク版ともテザリング対応とのこと。
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