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アマゾン、ネット通販で日本最大の売上高78億ドル(約7300億円)、楽天との違いなど

アマゾンが2012年12月期の日本での売上高で、日本で事業展開するネット通販企業においてトップになったことを日本経済新聞が伝えています。
日本のネット通販企業では楽天が同期2858億円、アマゾンの売上高は小売業全体で10位前後となり、たとえばエディオン(2013年3月期予想7200億円)を上回るとされています。アマゾンの売上高は米証券取引委員会に提出された年次報告書から明らかになったとされ、今回、アマゾンの各国別売上高が初めて判明したといいます。
アマゾンと楽天との比較としては、そのビジネスモデルの違いが紹介されています。アマゾンは自ら商品を販売することが中心ですが、楽天は楽天市場などに出店した各販売店の手数料から利益を得ています。アマゾンは楽天と同じようなスタイルであるマーケットプレイスを展開しており、その販売手数料からも利益があります。そのアマゾンも将来は自社直販からマーケットプレイスを介した販売スタイルへと舵取りを進めているという報道もあります(WIRED.jp)。
そこでも楽天とアマゾンとでは違いがあるようです。アマゾンでは「フルフィルメント」と呼ばれるサービス形態を取り入れています。これは、各小売業者が販売する商品をアマゾンが自前の倉庫に保管し、注文、出荷、返品処理、カスタマーサービスなどを行います。
アマゾンの商品ページを見ると、時折、「この商品は、○○○が販売し、Amazon.co.jp が発送します。」と書かれている商品があります。「○○○」が各販売店です。「フルフィルメント」についてアマゾンは次のように説明しています。

これらの商品は、Amazonフルフィルメントセンターにて保管・管理され、Amazon.co.jpが商品の梱包、出荷、返品などを代行しています。フルフィルメントby Amazonの商品は、Amazon.co.jp が販売している商品と同様に国内配送料無料サービスやAmazonプライムの対象になります。

顧客にとってこのサービスの利点は多くあります。商品違いや不具合などで返品する場合でも各小売業者と直接やり取りする必要はなく、アマゾンの一貫したカスタマーサービスを利用できます。また、商品発送も速く、しかも送料無料になることも大きなポイントだと思われます。アマゾンが顧客と販売店にの間に入ることでアマゾン直販と多くの点において同等のサービスを受けられるという安心感もあると思います。