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シャープ、iPad4向けパネル生産をほぼ停止:iPad mini人気に押されiPad4は販売低調

iPad第4世代(iPad4)の販売が伸び悩み、シャープはiPad4向けパネルをほとんど生産していない状態であるとReutersが伝えています。
iPad4
写真はiPad4
シャープはiPad4用としてIGZO技術を使用した液晶ディスプレイを亀山第2工場で生産しています。関係筋によれば、シャープは昨年末からiPad向け生産ラインの稼働を徐々に落とし、2013年に入ってからはほとんど生産していないといいます。Appleはすでに生産されたパネルを用いiPad4を生産しており、パネルの新たな発注を抑えているとしています。シャープは「個々の製品の稼働率は公表していない」とコメントしています。
iPad4にはシャープ、LG Display、Samsungがパネルを供給しています。別の関係筋はLGDに対してもパネル発注を徐々に減らしているとしています。iPad4のパネル全体の1月〜3月期の生産量は10月〜12月期と比べて落ち込むことが予想されています。なお、年末商戦期間後であるため、この時期は例年生産数は落ちる傾向があります。
iPad4の生産低調の要因の1つとして、iPad miniの存在が挙げられています。iPad miniは2012年10月にiPad4と同時に発表されました。iPad mini向けパネルはLGDおよびAUOが行っています。