こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

Google「X Phone」でApple化、SamsungなどAndroid陣営はAmazon化か:Business Insider

GoogleはMotorolaとともに独自にスマートフォンを開発しているといわれています(紹介記事)。「X Phone」という名称で知られるそのスマートフォンはMotorolaが展開するDroidラインとは完全に別のものであり、そこにこれまでのGoogleとは違う大きな戦略転換があるのではないかとBusiness Insiderが伝えています。
GoogleはAndroidを他社と共有することを望まないことは明白だ、とBusiness Insiderはその考えを披露しています。Googleが昨年Motorolaを125億ドルで買収した時、Googleが自社ブランドのスマートフォンやタブレットを作り始めるという懸念はありました。Googleは、Motorolaがこれまでと同様に端末を開発し販売していくこを明らかにし、GoogleブランドのNexusシリーズをSamsung、Asus、LGと協力し開発してきました。一方でMotorolaはDroidシリーズを発展させていきました。その限りにおいてGoogleはAndroidをプラットフォームとする端末メーカーに対して公平に接してきました。しかし、今回情報の漏れた「X Phone」ではGoogleとAndroidパートナーとの関係が崩れるのではないかとBusiness Insiderはみています。
Googleは、Motorolaという自前のハードウェアメーカーを使い、すべてをGoogleが行う新型スマートフォンを開発していることになります。換言すればGoogleはAppleのようにソフトからハードまでを一貫して手掛けることになります。また、そうであれば、これまでパートナーであったハードウェアメーカーは、一転してライバルメーカーになります。
ハードウェアメーカー各社はどう動くか、その答えの1つはAmazonにあるといいます。Samsungや他のメーカーがAndroidをカスタマイズすることを考えているという情報からも察しがつきます。たとえば、Androidをオリジナルとは見分けがつかないほど改変し、メーカーが独自展開するオンラインストアでアプリやコンテンツを販売します。つまり、AmaznoがKindle FireとKindleストアで行っていることとまったく同じです。Androidはオープンソースでありどんなメーカーでもそれは可能です。
Googleがハードウェア自体を製造することを本気で始めるのであれば、GoogleはAppleのようにソフトもハードもすべてをコントロールできます。この点に関するAndroidとiOSの最大の違いは前者がだれでも利用できるオープンソースであることです。SamsungでもHTCでも、その他すべてのパートナーがやろうと思えばいつでもAmaoznになることができます。
関連記事