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iPad3には性能を落としたIGZOパネルが使われていた:日本経済新聞

iPad3には実はシャープ製のIGZOパネルが採用されていたと日本経済新聞が伝えています。iPad3の発売前にはIGZOパネルを搭載すると噂されていました。しかし、発売後、搭載は見送られたともいわれていました。
iPad3
写真はiPad3
それによれば、IGZOパネルは現在のところシャープだけが商用生産できるといいます。そして海外メーカーで最初に採用されたのが2012年3月に発売されたiPad(iPad3)であったとしています。
iPad3にはシャープのほかにSamsungやLGなど他社製のディスプレイも採用されています。新型iPadのディスプレイにはシャープのIGZOとその他メーカーのアモルファス液晶の2種類が存在しています。IGZOは他の方式のディスプレイよりも明らかに高性能であるため、Appleは、IGZOパネル搭載のiPadとアモルファスパネル搭載のiPadとでその違いが顧客に分からないように、わざわざIGZOパネルの解像度を落としていたといいます。IGZOパネルが他社には生産できない「オンリーワン」製品であり、他社製パネルと比べてあまりに違い過ぎてしまうため、低い方に性能を合わせたということのようです。Appleが複数メーカーから同じコンポーネントを調達する理由は、供給の安定性の確保と供給元の価格競争のためと説明されています。そのような方法ではシャープ1社しか生産できないIGZOパネルだけを用いることは難しいとされています。
Appleは2012年10月にiPad4を発表しました。今回の報道ではiPad4にもシャープ製IGZOパネルが使われているかはわかりません。記事では今年3月発売の新型iPadで採用された、としています。
別の情報ではAUOもIGZOパネルの生産技術を導入したとも伝えられており、AUOは次期iPad mini向けのパネルを現在開発中だとされています。複数のメーカーがIGZOパネルを生産できるようになれば、AppleもIGZOの性能をわざと落とすこともなく、IGZO本来の性能でiPadに搭載できるようになると思われます。
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