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新型iMac(Late 2012)の発売、2012年内は困難か:MacBidouille

新型iMac(Late 2012) の発売が年末にも間に合わず2013年に持ち越されるとMacBidouille(via AppleInsider)が伝えています。
新型iMac(Late2012)
新型iMac(Late 2012)
“source commerciale”(販売ないし商業関係の情報源)よりもたらされたものとして、新型iMac(Late2012)の発売が遅れており、21.5インチ(当初11月発売予定)、27インチ(当初12月発売予定)の発売が今年の年末でも難しいとされています。
発売が遅れることの理由は明らかにされていませんが、新型iMac(Late2012) に使われる新しい製造工程に問題が生じているようだとしています。
この新しい製造工程では「摩擦攪拌接合」と呼ばれるもので、Appleは次のように説明しています。

Appleのエンジニアたちが直面した最大の難関の一つは、新しいiMacの前面と背面をどう結合するか、ということでした。ボディがあまりにも薄いので、従来の手法ではパーツを溶接することができなくなってしまったのです。そのため私たちは、あらゆるアイデアをあらゆる場所から探し続けました。そしてたどり着いたのが、摩擦攪拌接合という手法。通常、航空機の翼やロケットのブースターのタンクなど、絶対に失敗が許されないパーツの製作に使われているやり方です。この手法では、極度に高い摩擦熱と圧力を組み合わせて2つのアルミニウム面にある分子を混合することで、継ぎ目がなく、精密で、極めて強度の高い接合を生み出します。あなたの目にはとまらないかもしれませんが、この手法なしには新しいiMacの誕生はありえませんでした。
アップル iMacデザイン

今回の新型iMac(Late 2012) の発売遅延は、この新しい製造方法に問題があると推測されています。また、新型iMac(Late2012)で採用された液晶ディスプレイにもこれまでにない新しい手法が取り入れられています。「フルラミネーション」プロセスと呼ばれているもので、Appleの説明には次のように書かれています。

新しいiMacのディスプレイは、カバーガラスの後ろに取り付けられているのではありません。ガラスと密着しているのです。まず、液晶ディスプレイ自体がこれまでより5mm薄くなりました。さらに、ここまで大きなディスプレイでは使われたことがないフルラミネーションという先進的な加工法を使って、液晶ディスプレイとガラスの間にあった2mmの隙間もなくしました。大きな違いには思えないかもしれません。でも、このわずか数ミリの差が、画像がまるでガラスから飛び出してくるような迫力を生み出すのです。

AppleInsiderは、この液晶パネルの製造工程も新型iMac(Late 2012) の生産を難しくしていると予測しています。このラミネーション技術の採用は新型iMac(Late 2012) の発売前から噂になっており、同時に生産が難しいことも指摘されていました。
追記:新型iMacは年内に発売されるという新たな情報が出ています。詳細は下記記事をご覧ください。
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