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iPadmini、iPad2、iPad3、iPad4の液晶比較(顕微鏡写真) iPad miniはiPad2より高精細:RepairLabs

iPad mini、iPad2、iPad3、iPad4の液晶ディスプレイを150倍のマイクロスコープで撮影した写真の比較をRepairLabsが行っています。その結果、iPad miniの液晶が意外にも高精細であることを改めて確認できました。
iPad2とiPad4のディスプレイ
iPad2とiPad4のディスプレイ:RepairLabs
iPad mini、iPad2はRetinaディスプレイではありません。その標準ディスプレイが、RetinaディスプレイのiPad3およびiPad4と比べてどの程度ピクセルサイズが異なっているのか、マイクロスコープによる写真は明らかにしてくれます。マイクロスコープによりディスプレイを150倍に拡大すると、RGB(赤/青/緑)のピクセルがはっきりと映し出されます。この3色で1ピクセルです。このピクセルが小さいほど高精細になります。
上の写真はiPad2とiPad4の液晶ディスプレイ拡大写真です。文中ではiPad1となっていますが、iPad2もiPad1stも同じ性能のディスプレイです。ここではiPad4のRetinaディスプレイのピクセルがiPad2の半分の大きさになっていることを確認できます。iPad2の画素密度は132ppi(Pixel per inch)、iPad4は264ppiです。iPad2は1インチに132個のピクセルが並びます。iPad4はその2倍の264個です。
iPad3とiPad4:Retinaディスプレイ同士
iPad3とiPad4
iPad3とiPad4のRetinaディスプレイ同士を比べた場合、どちらも同じであることが確認できます。どちらも画素密度264ppi、解像度2048×1536ピクセルです。
iPad miniとiPad4
iPad miniとiPad4
iPad miniの1ピクセル当たりの大きさは、iPad4のRetinaディスプレイの3分の2です。写真を見ても、iPad miniの1ピクセルの大きさはiPad4と比べてそれほど大きくは見えません。iPad miniの画素密度は163ppiです。iPad4の画素密度は264ppiです。iPad miniの解像度は1024×768ピクセルであり、iPad2の解像度と同じです。しかし、液晶自体のサイズにより、画素密度に違いが生じます。RepairLabsは肉眼では両者の違いはわずかであると感想を述べています。
iPad miniとiPad2:同じ解像度(1024×768)
iPad miniとiPad2
iPad miniとiPad2とのピクセル拡大写真を見比べると、その差がよりはっきりとします。両製品は同じ解像度(1024×768ピクセル)ですが、7.9インチの液晶サイズのiPad miniと9.7インチのiPad2との1インチ当たりのピクセル数の違いにより、ピクセル自体のサイズも異なります。
iPad miniの液晶は、その小ささのおかげでピクセル自体のサイズがiPad2よりも小さくなり、結果として、iPad2よりも高精細になっています。
それでは、iPad2の液晶が良くないか、というと、そうではないということができます。画面の粗さは、画面からどの程度の距離を隔てているかで決定します。7.9インチの液晶を眺めるときと、9.7インチの液晶を眺めるときは、その距離は異なります。遠くから見るほど、ピクセルは肉眼で確認できなくなります。Appleがすべてのデバイスにおいて美しく見えるディスプレイを開発しているといわれていることは正しいとRepairLabsは指摘しています。ただ、Retinaディスプレイはその上をいくものであり、より上質な画面を提供するということになります。
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