こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

iPhone5のバッテリー寿命テスト:iLoungeより

iPhone5のバッテリー駆動時間について、iLoungeが詳細なテスト結果をレポートしています。
iPhone5(写真右)とiPhone4S
iPhone5(写真右)とiPhone4S
iPhone5はその使用環境、電波強度、画面の明るさなどによって大きく異なります。Appleは今回もバッテリー寿命よりも本体の軽さと薄さとを優先しており、iPhone5は充電せずに1日中バッテリーが持つスマートフォンにはなっていないとiLoungeは結論しています。
テストは、3G/LTEデータ通信、Wi-Fi通信、FaceTime、ビデオ撮影、動画再生、音楽再生、バッテリー充電時間を計測しています。項目によってiPhone4Sとの比較も行われています。

  • データ通信:AppleはiPhone5がLTEもしくは3G通信時に最大8時間のバッテリー駆動時間だとしています。これはiPhone4Sの6時間よりも長時間です。しかしながら、今回のテストではこの理論値まで届かなかったといいます。傾向としては、iPhone5の電波が強い(アンテナ4本〜5本)場合、3GでもLTEでも、Appleの言う数値に近くなります。電波が弱い場合はそれよりもかなり短くなります。たとえば、アンテナが2本の場合、iPhone5 AT&T版は4時間44分、Verizon版は5時間15分でした。
  • Wi-Fi通信:iPhone5のWi-Fi接続はカタログ値で10時間以上となっています。iPhone4Sの9時間よりも1時間長いです。3G接続をオフにしたiPhone4SのWi-Fi通信テストでは8時間30分バッテリが持ちました。一方、同じ条件におけるiPhone5は8時間26分。カタログ値との隔たりがiPhone4Sの時よりも大きくなっています。
  • 通話:iPhone4S AT&T版が7時間16分、Verizon版が8時間27分だったのに対し、iPhone5 AT&T版が6時間15分、Verizon版が6時間6分を記録しました。ちなみにiPhone5の通話時間のカタログスペックはiPhone4Sと同じ8時間です。
  • FaceTimeビデオ:iPhone4Sが3時間15分だったのに対し、iPhone5は3時間2分。
  • 1080pビデオ撮影: iPhone4Sが2時間20分だったのに対し、iPhone5は2時間30分。
  • 動画再生:画面明るさおよび音量を50%にした状態で、iPhone4Sが10時間32分だったのに対し、iPhone5は11時間7分。iPhone5のカタログ値は最大10時間
  • 音楽再生:画面オフ、音量を50%、データ通信およびWi-Fiオンの状態で、iPhone4Sが40時間以上だったのに対し、iPhone5は37時間3分。
  • バッテリー充電時間:完全に放電したiPhone5を1A出力の電源に接続して充電し、満充電まで2時間17分。

ちなみに、iPhone4Sのバッテリー容量は1432mAh、iPhone5のバッテリー容量は1440mAhであり、ほんの少しだけiPhone5の方が大きいです。
総括すると、iPhone5のバッテリー駆動時間は、データ通信時、Wi-Fi通信、通話時など通信を行う際に、iPhone4Sよりも芳しくない結果になっています。
また、iPhone5 AT&T版とVerizon版とでは、Verizon版の方が良い結果を出しています。なお、AT&Tはソフトバンクと同じGSM方式、Verizonはauと同じCDMA方式です。まったく同じとは言い切れませんが、日本の場合でも参考になるかと思います。
関連記事