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魔女の宅急便、おもひでぽろぽろブルーレイが予約開始:12月5日発売

「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」が初ブルーレイ化。2012年12月5日(水)発売。価格は各7,140円。
「魔女の宅急便」は1989年7月公開作品。ジブリ作品としては「となりのトトロ」の翌年に公開されました。劇場公開時のキャッチコピーはトトロでも担当した糸井重里氏による「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」。映像特典にある「ウルスラの絵」のウルスラとは、森の中で絵を描き、キキを励ますお姉さん的存在の女性のことです。劇中では一度も名前を呼ばれておらず、エンディングでも役名の表記がないため、知る人ぞ知る名前です。彼女が製作していた作品は青森県八戸市の中学校の共同作品「虹の上をとぶ船」を一部加筆し使用しているとのこと。
「おもひでぽろぽろ」は1991年7月公開作品。キャッチコピーはこちらも糸井重里氏の「私はワタシと旅に出る」。ブルーレイ化にあたり、公開当時の特別番組「Making of おもひでぽろぽろ」が映像特典として収録されます。高畑監督、宮崎、鈴木プロデューサーたちの製作現場での姿を含む貴重なシーンが満載とのこと。
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン ニュースリリース
ニュースリリースには、スタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫氏の「人間の生き方はふたつしかない」という文章が寄せられています。
ふたつの生き方とは、

  • 目的を持って、それに到達すべく努力する。
  • 目の前のことをコツコツこなしながら、未来を切り開く。

のことであり、「魔女の宅急便」のキキも、「おもひでぽろぽろ」のタエ子も、どちらも後者の生き方を選んだとしています。
両作品ともバブル景気(1986年〜1991年)の時期の作品であり(厳密には「おもひでぽろぽろ」はバブルがはじけた直後の公開ですが一般的にはまだ冷めやらぬの状態でした。また、作品の舞台は1982年でありバブルの始まる数年前の設定です)、前者の生き方が主流でした。バブルで沸く当時の日本では、後者の生き方を選ぶことはマイナーで地味であり、受け入れられにくい状況であったとも思います。
もっとも、鈴木氏のいう後者の生き方には「未来を切り開く」という、従来のコツコツ地味目のやり方に新たな価値が追加されています。未来を自ら開いていくというのはポジティブな生き方であり、ネガティブと思えたコツコツ型にポジティブな価値変換が加えられ、もっと積極的な生き方へと生まれ変わっているようにもみえます。実際、バブル崩壊後、主流となるのはどちらかといえばこの後者の考えであり、「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」の2つの作品は、そうした時代背景を先取りしていたともいえます。
魔女の宅急便(VWBS1398)の仕様・構成

  • 映像特典
    • 絵コンテ集:本編映像とのピクチャ・イン・ピクチャ
    • アフレコ台本
    • ビデオクリップ:ウルスラの絵
    • 予告編集
  • 本編映像
    • MPEG-4 AVC/ピクチャーディスク/1920×1080/16:9
  • 音声
    • 日本語:DTS-HDマスターオーディオ/2.0chサラウンド
    • 英語、フランス語、ドイツ語、中国語(広東語):ドルビーデジタル/2.0chサラウンド
  • 字幕
    • 日本語、英語、フランス語、中国語(繁体字/広東語)

おもひでぽろぽろ(VWBS1399)の仕様・構成

  • 映像特典
    • 絵コンテ(本編映像とのピクチャ・イン・ピクチャ)
    • アフレコ台本
    • Making of おもひでぽろぽろ:劇場公開当時の製作された特別番組:約1時間
    • 予告編集
  • 本編映像
    • MPEG-4 AVC/ピクチャーディスク/1920×1080/16:9
  • 音声
    • 日本語:DTS-HDマスターオーディオ/2.0chサラウンド
    • 英語、フランス語、ドイツ語、中国語(広東語):ドルビーデジタル/2.0chサラウンド
    • 韓国語:モノラル
  • 字幕
    • 日本語、英語、フランス語、中国語(繁体字/広東語)、韓国語

スタジオジブリ作品
魔女の宅急便 [Blu-ray]
おもひでぽろぽろ [Blu-ray]