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AppleTV(第3世代/第2世代)でバンダイチャンネル、GyaO!、Hulu視聴方法

「Apple TV」(新型第3世代 MD199J/A)を購入しましたので、「新しいiPad」(第3世代 iPad3)の「AirPlayミラーリング」を使い、「Apple TV」だけでは視聴できないバンダイチャンネル、GyaO!、Huluを表示させてみました。結果として若干残念な点はあるものの問題ないレベルで見ることができました。なお、その他の機能についてはレビュー記事もご覧ください。
AppleTVにバンダイチャンネルを表示。全画面表示でも天地左右に黒帯ができてしまう
上の写真はAppleTVを接続した液晶テレビにバンダイチャンネルのアニメ作品を表示したところです。
用意するもの

  • AppleTV:第3世代(MD199J/A)でも第2世代(MC572J/A)
  • iOSデバイス:AirPlayによるミラーリング対応のiOSデバイス(現時点のAirPlayミラーリング対応モデルはiPad3/iPad2/iPhone4S)
  • Splashtop Remote Desktop:iOSアプリ
  • WindowsPCもしくはMac
  • Splashtop Streamer:上記Splashtop Remote DesktopにてiOSデバイスにWindows/Macを表示させる無料ソフト
  • 液晶テレビ:HDMI入力対応のもの

試した環境

  • 新型AppleTV(第3世代 MD199J/A)
  • 新しいiPad(iPad3)
  • Splashtop Remote Desktop for iPad
  • Windows 7 64bit環境のパソコン
  • Sharp製液晶テレビ(1920×1080表示対応)

以下、設定方法など。
概略としては、バンダイチャンネルをブラウザで表示させたWindowsPC/Macの画面を「Splashtop Remote Desktop」を使いiPadで表示させ、そのiPadの画面を「AirPlay」機能を使って「AppleTV」の画面上にミラーリングさせる、というものです。

  • 【Windows/Mac】−Splashtop Remote Desktop−【iPadやiPhone】−AirPlayミラーリング−【AppleTV】−【テレビ】

設定方法

  • 「Apple TV」をiOSデバイスと同じWi-Fi環境に接続します。
  • 「AirPlayミラーリング」を行い、「Apple TV」に正しく表示できるか確認します。
    • 「AirPlayミラーリング」は、iPad3、iPad2、iPhone4Sが対応しています。「AirPlay」を利用するには、iOSデバイスのホーム画面を2回押し(ダブルクリック)、現在起動中のアプリを表示させ、そこを右から左へスワイプをしていくと「AirPlay」のマークが現れます(iPadは1回、iPhoneは2回スワイプすると出てきます)。詳しくはAppleの用意したApple TV:AirPlay ミラーリングの使用方法をご覧ください。

iPadでのAirPlayミラーリングの設定画面

  • パソコンに「Splashtop Remote Desktop」の設定を行います。また、iOSデバイスに「Splashtop Remote Desktop」アプリをダウンロードしパソコンの画面を表示できるようにします。

結果
今回の環境で試した結果、「Apple TV」(MD199J/A)でバンダイチャンネルの動画を視聴することができるようになりました。ただし、以下の注意点があります。
Apple TVにiPad3のホーム画面をAirPlayミラーリング表示させた状態。テレビが16:9のフルHD、iPad3が4:3のため、両者のアスペクト比の違いから、上下と左右に額縁が出る

  • 「Aplle TV」での「AirPlayミラーリング」は、本記事トップの写真や上掲の写真でもご覧の通り、液晶テレビの画面全体にフィットするわけはありません。今回試した環境ではフルHD(1920×1080ピクセル 16:9)の液晶テレビを使っています。そこに「AirPlayミラーリング」にて「新しいiPad」(2048×1536ピクセル 4:3)の画面を表示させていますが、アスペクト比を固定し拡大しているようです。そのため、ちょうどハイビジョンサイズにスタンダードサイズの映像を映すように、左右に黒帯が出てしまいます。しかも、天地にもマージンがあるようで、天地にも黒い空白ができてしまっています。

Apple TVにバンダイチャンネルのホームページを表示させた状態

  • そのため、バンダイチャンネルにある16:9のアニメ作品を「AirPlayミラーリング」経由で視聴しても全画面表示にはなりません(正確にはiPad上では全画面表示になるが、AppleTV上ではiPadの画面が全画面表示ならない)。液晶テレビ全体を生かすことができないのはやはり残念です。

おまけ

  • 今回利用した「Splashtop Remote Desktop」はWindowsやMacをiPadやiPhoneで操作できるリモートデスクトップアプリです。そのため、バンダイチャンネルの視聴だけでなくPCやMacでできることはなんでもiPad上で操作できます。したがって、そのiPadをミラーリングする「Apple TV」上でも同様にWindowsの操作を行うことができてしまいます。
  • 今回、液晶テレビに表示させたAppleTVの画面で、ワイヤレスマウスとワイヤレスキーボードを使って、実際にWindowsの操作を行ってみました。PC−iPad−AppleTV、とすべてがワイヤレスで伝送されているため、操作性は決して良くありません。どうしてもタイムラグでてしまいます。データやファイルを確認したり、読んだりする程度ならある程度実用的です。バンダイチャンネルやGyao、あるいはHuluなど、「Apple TV」でサービスの行われていないオンデマンドビデオサービスを利用するには十分使えると思います。リビングのテレビで、「Apple TV」を使ってそうしたサービスを手軽に楽しむにはなかなか便利だと感じました。

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