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WD30EZRX、WD20EARXが値下がり傾向:大容量HDDの買い時はいつか

WD CaviarGreen 3TB「WD30EZRX」、2TB「WD20EARX」が順調に値下がりしています。WesternDigital Caviar GreenシリーズはPCやAV機器でのデータ保存用内蔵ハードディスクとして不動の人気を持つベストセラーモデル。
Western Digital Caviar Greenシリーズ
Caviar Greenシリーズ:Western Digital 製品情報
価格.comの価格推移グラフを見ると、3TB「WD30EZRX」の場合、昨年6月に1万円以下に初めて値下がりし、タイ洪水の影響の出る直前には最安値で8,500円台まで値下がり続けました。洪水後は2万円を超える価格まで高騰した後、昨年末には1万3千円台に落ち着きました。その後も小幅な上げ下げを繰り返しながら、現在のところ、1万1千円台まで値下がりしています。
一方、「WD20EARX」の場合、昨年の6月ごろに最安値で6千円を割り込み、タイ洪水の影響を受けて大きく値上がりする10月初頭まで、ずっとその価格帯を維持していました。一時的には3倍近い価格を付けた後、1万2千円台で落ち着き、昨年末にはおよそ1万円前後に下がりました。そこから、6ヶ月、ようやく2TBモデルが7千円台まで値下がりし今月に至っています。
3TB「WD30EZRX」、2TB「WD20EARX」の最安値の時点での1GBあたりの単価を計算すると

  • WD30EZRX:約8,500円÷3,000GB=2.83円/1GB
  • WD20EARX:約5,500円÷2,000GB=2.75円/1GB

となります。
昨年末では、

  • WD30EZRX:約13,000円÷3,000GB=4.33円/1GB
  • WD20EARX:約10,000円÷2,000GB=5円/1GB

そして、今月では、

  • WD30EZRX:約11,500円÷3,000GB=3.83円/1GB
  • WD20EARX:約7,900円÷2,000GB=3.95円/1GB

となります。
こうしてみると、値上げ幅も値下がり幅も2TB「WD20EARX」の方が大きいことが分かります。一方、現在の価格では3TB「WD30EZRX」の方が1GBあたりの価格ではお買い得となっています。どちらも最安値のときと比較して1GBあたり1円〜1.2程度は高値であるため、2TBモデルであれば2,400円、3TBモデルであれば3千円ほど高いのが現状です。
今後のHDDの価格推移の予測としては、IHS iSuppliの先月の試算では、2014年までかかるだろうとしています。その理由について、簡単に書くと、HDDメーカーの統合による価格の安定化、PCメーカーがHDDメーカーと契約した時点の価格が高額であったこと、Windows8のリリースなど今後もHDDの需要が伸びること、などがHDDの市場価格の下がらない要因とされています。2番目の要因は主としてPC自体の価格に関連するものですが、それ以外はPCパーツ市場にも当てはまることだと思います。
1GBあたり1円の高騰が収まるまで、後1年以上待つか、この辺りで妥協するか、難しい選択となりそうです。
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