日本通信b-mobile4G/LTE Amazon限定 高速定額SIMカードを購入しました。開通、端末設定、接続、テザリング、住所コード登録、解約まで順番にレビューします。
今回購入したのはmicroSIMカード「BM-AMFRL-500MBM」です。SIMカードのサイズが異なるだけで標準SIM「BM-AMFRL-500MB」と同じです。iPhone4S SIMフリー、ドコモ Optimus LTE L-01DとでこのSIMを試してみました。
b-mobile4G/LTE Amazon限定SIMカードの特徴、できること・できないこと
- ドコモXi通信網を初回3150円+1980円で1ヵ月/500MBまで、翌月より1980円で利用できる
- 2年縛りはなし。解約金もなし
- 低価格に4G/LTE接続が可能
- ドコモのXi対応スマートフォンやSIMフリーのスマートフォン、iPhoneなどで利用できる
- データ通信のみ、音声通話、SMS、MMSは利用できない。IP電話(Skype、LINEなど)は可能
- 速度制限あり。「3日間のパケット通信が300万パケット(約360MB相当)以上」で制限される場合がある。また、ファイル交換ソフトなど、連続した通信もその対象となる
- 1ヵ月に500MB分を使い切った場合は通信が遮断される(128kbpsなどで通信できるわけではない)。
- テザリングはiPhone4S/4/3GS SIMフリー版、IDEOS、Light Tabで可能。ドコモのスマートフォンでは利用できない、と公式にはあるが、ドコモのLG Optimus LTE L-01Dにてテザリングができることを確認(最終確認日:2012年7月1日)
- 1ヵ月という期間の考え方
- 1ヵ月1980円というのは、開通手続きをした当日から起算されます。たとえば6月3日に登録し開通すると翌月7月2日までの1ヵ月間利用できる。なお「開通日が翌月存在しない場合、毎月末が起算日に」なる。この1カ月間の間に500MBのデータ量に達した場合、1980円で500MBを購入できる。
写真左側からb-mobile4G/LTE Amazon限定高速定額SIMカードのパッケージ、iPhone4S SIMフリー、ドコモOptimusLTE L-01D。写真上がパッケージに入っていたmicroSIMカード。
パッケージを開くと、入っていたSIMカードはドコモXi SIMとまったく同じです。カードホルダーの裏面にbモバイル・ヘルプデスクの連絡先が記載されたシールが貼り付けてあるのが唯一の違いです。日本通信はドコモ回線網を利用するMVNOなので日本通信の販売する他のSIM同様、ドコモデザインのSIMカードが使われています。
iPhoneにbmobile4G SIMカードを挿入したところ。表示は「NTT DOCOMO」とドコモXI SIMと同じですが、アンテナレベルが表示されなくなります。これは日本通信のSIMカード共通の現象のようです。
以下、開通方法、各種設定方法、テザリング方法やその結果など。
開通手続き
- 日本通信 b-mobileSIM申込みページより開通手続きを行います。登録にはメールアドレス、クレジットカード(VISA、マスターカード、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナースクラブ)が必要です。
登録・開通方法
- b-mobile IDとして任意のメールアドレスを入力、パスワード(6文字以上12文字以内)を設定し送信ボタンをクリック
- 「お申込みのご案内」メールが届くので、その中にあるURLから申込手続きを行う。URLを開き、先ほど設定したパスワードを入力し「次へ」
- SIMカードの電話番号(11桁)、USIM No(DXもしくはAXで始まる13桁)を入力し「次へ」
- 氏名、フリガナ、生年月日、住所、電話番号などを入力し「次へ」
- クレジットカード情報を入力
- 入力した内容を確認し「申込み」をクリック
以上です。登録が完了し、画面に表示された「開通予定日時」以降、利用できるようになります。開通完了後、「開通手続き完了のお知らせ」メールが届きます。開通までの時間は、9時から20時までに行った場合は開通申込からおよそ15分で開通されます。それ以外の時間帯では翌日9時15分以降に開通されます。
この開通手続きが完了すると、後日郵送にて「住所確認コード」が送付されます。「My b-mobile」にログインし、そのコードを入力します。「住所確認コード」の登録は開通日から1ヵ月以内に行う必要があります。
APN設定
- b-mobile4G amazon限定高速定額SIMパッケージの設定内容
- APN:bmobile.ne.jp
- ユーザー名:bmobile@am
- パスワード:bmobile
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP
- iPhone4S SIMフリーの設定手順
- 「設定」→「一般」→「ネットワーク」をタップしモバイルデータ通信ネットワークをタップ
- 「モバイルデータ通信」に上記、APN、ユーザ名、パスワードを入力
- 「インターネット共有」に上記、APN、ユーザ名、パスワードを入力
- LG Optimus LTE L-01D(ドコモ版)の設定手順
- 「本体設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」をタップ
- メニューボタンより「APNの追加」タップ
- 「名前」に任意の名称を入力、上記、APN、ユーザ名、パスワードを入力、認証タイプを選択し、メニューボタンより「保存」をタップ
- 上記名称のAPNを選択
- 公式にアナウンスされているiPhone4S Unlocked/SIMロックフリーではテザリングが可能でした。
- 不思議なことに、ドコモOptimus LTE L-01Dでもテザリングができてしまいます。Optimus LTE L-01Dは特に何のカスタマイズしておらず、SIMロックのままです。開通から1ヵ月近く経過した7月1日に再び試したところ、やはりドコモL-01D経由でテザリングできました。
ドコモXiとb-mobile4G/LTEとでは速度の違いはあるのか
- 詳細なスピード測定は後ほどアップしますが、LTE接続であればほぼ同じくらいの通信速度でした。同じ場所でドコモXiのSIMカード、b-mobile4G/LTEのSIMカードとを、iPhone4S、Optimus LTEに取り付け測定したところ、3G接続ではドコモの方が高速でしたが、LTE接続では、場合によってはb-mobile4Gの方が高速なケースもありました。同じ通信網でもアクセスポイント(APN)によって速度に違いが出てくるのだと思います。
- 速度計測結果は別の記事に後日掲載予定です。【追記:速度計測記事を掲載しました】
上記写真では、Optimus LTE L-01Dに「新しいiPad」(iPad3)Wi-Fiモデルをテザリングしているところ。Optimus LTE L-01Dのテザリング(Wi-Fiアクセスポイント)を有効にしネットワークSSID「Optimus LTE L-01D」に設定しています。そのアクセスポイントにiPad3を接続し、ブラウザで自分のブログを表示させています。Optimus LTE L-01Dの上部通知バーにテザリング中を示す水色のマークが表示され、「H」マーク(FOMAハイスピード)で接続していることが分かります。
住所コード登録方法
- 日本通信より登録した住所宛てに「住所確認コード」が封書で郵送されてきます。この中にあるコードを「My b-mobile」に登録することですべての登録手続きが完了します。
「My b-mobile」(https://mypage.bmobile.ne.jp/index.html)にログインすると真ん中あたりに日付のカウント表示と「住所確認コードを登録する」というリンクがあります。今回、2日前というかなりギリギリになってしまいました。
解約
- 解約する場合は、「My b-mobile」画面より行うことができます。ステータス情報の右下にある「解約」をクリックし解約確認画面から行えます。なお、解約後のキャンセルはできません。月の途中で解約しても日割り計算はされません。そのため、今回の場合だと6月3日に開通し7月2日までが1ヵ月となるので、もし、解約するなら最終日の7月2日までに行わないと翌日7月3日には来月分がクレジットカードより引き落とされてしまいます。なお、FAQによると解約後「料金月の末日までご利用可能であり、翌起算日に解約」となるようです。
日本通信b-mobileシリーズ
日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)SIMパッケージ