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iPhone5の4インチ液晶シミュレーション、iPhone5ではどのような液晶パネルを採用するか:iMoreより

次期iPhone(iPhone5)は4インチ以上の液晶パネルを搭載するといわれています。
iMoreは、「iPhone 5」のスクリーンの拡大について、考えられるいくつかのパターンでシミュレーションを行っています。

  • iPhone4Sの液晶を単純に4インチまで拡大する

iPhoneの液晶を単純に4インチまで拡大する
現行モデルのスクリーンを4インチに拡大する:以下、写真はiMoreより

    • 現行「iPhone4S/4」の液晶パネル(960×640、326ppi、3:2、3.5インチ)をそのまま4インチにスケールアップした場合、画素密度は288ppiにダウンします。それでも「新しいiPad」(iPad3)の画素密度264ppi以上ではあります。
    • 結果として、解像度自体はこれまでと変更がなく、現行よりも大きなテキスト、ボタン、タッチターゲットなどを得ることができます。ユーザーにとっては大きく見やすいスクリーンとなり、アプリ開発者にとっても既存アプリをそのまま適用できるため、このサイズ移行は歓迎されると思われます。
    • AppleはRetina displayを重要なマーケティングコンセプトにしています。Retinaディスプレイは距離と画素密度によって決定されます。より大きな液晶画面を離れてみることで、「iPhone4S/4」よりも画素密度の低い「新しいiPad」もRetinaディスプレイになります。iMoreは、こうした理由から「iPhone 5」においてもっとも見込みのある選択肢のようだと予測しています。
  • ピクセルを現行の2倍にする
    • 「iPhone 4S/4」の960×640ピクセルを縦横ともに2倍にした場合、1920×1280ピクセルにスケールアップされ、画素密度は579ppiに跳ね上がります。
    • 液晶パネルの価格、歩留まり(yield rate。不良品でない製品の割合)、バッテリー駆動時間、GPU性能の点からも非常に難しい選択です。
  • 画面のアスペクト比を変更する

画面のアスペクト比を変更する

    • 「iPhone4S/4」の3:2というアスペクト比を9:5程度に変更しピクセル数を追加することで4インチにするという方法もあります。画素密度は326ppiそのままで1152×640ピクセルというように、縦方向にピクセル数を増加した場合、ホーム画面は単純に1列増やされます。ピクセルサイズ、テキストサイズ、ボタンサイズなどはこれまでと同じ大きさです。
    • Appleの用意する標準のUIを使う多くのアプリでも対応は容易であるという利点もあります。safari、メール、メモ帳など1つの画面でより多くの情報を表示できます。独自のインターフェースを持つゲームアプリなどは画面の周りに額縁を表示させたり、追加されたスペースを利用して別の情報を表示させることもできます。この方法は、いくつかのニュースサイトなどで支持されています(下記関連記事)。しかし、iMoreは、あまりApple風のソリューションらしくない、と考えているようです。
    • 「iPhone5」でこのような縦方向に長い液晶を採用した場合、横幅は同じで本体が細長くなります。そこでホームボタンをデザインし直したり、もしくはホームボタンを省くこともありえます。しかし、iMoreが得た情報ではホームボタンがなくなることはなく、リークされたパーツから、細長くなることもないだろうと指摘しています。
  • ピクセル数を増やして4インチに拡大する

ピクセル数を増やして4インチに拡大する

    • 「iPhone4S/4」の960×640ピクセルを1092×728ピクセルに、画素密度はそのままに縦横にピクセル数を追加する方法もあります。画素密度は同じなのでアイコン、テキスト、ボタンなどのサイズも同じです。ホーム画面では単にアプリとアプリの間のスペースが広がっているように見えます。標準UIを使わないアプリは、すべて額縁入りとなります。この方法はあまりメリットがありません。
  • 720pに移行する

720pに移行する

    • これまでのすべてのiPhone、iPadに共通した3:2というアスペクト比を、16:9、720pに変更します。Androidスマートフォンで標準的な1280×720ピクセルです。これまでのアプリはすべて額縁が付きます。もっともありえない選択肢の1つです。
  • iPadのスクリーンアスペクト、解像度に移行する

iPadのスクリーンに移行する

    • 「iPad2」「iPad1st」までの4:3、1024×768ピクセルに移行する方法もあります。4インチでこれを実現した場合、画素密度は320ppiになります。これまでのiPhone用アプリは720pにした場合と同様です。また、iPad用のアプリを表示出ますが、とても小さく操作しにくそうです。この解像度とアスペクト比は7.85インチといわれている「iPad mini」が採用するといわれています。