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GALAXY S3の事前予約が900万台:ライバルはGALAXY S2か

日本ではドコモから発売の予定されているSamsung「GALAXY S III」の事前予約注文数が全世界で900万台に上ったと韓国経済新聞が伝えています。前モデルでは「GALAXY S II」は300万台、初代「GALAXY S」は100万台の予約数があったとのこと。Samsungの韓国工場では月産500万台を生産できる能力を持ち、現在フル稼働で生産を行っているが、予約分を生産するのに2カ月以上かかるだろうと推定されています。
Samsung「GALAXY S III」に対抗できるのはApple「iPhone5」だけであり、「iPhone5」のリリースは2012年第4四半期といわれているため、それまでは「GALAXY S III」にライバルはいないとアナリストは予測しています。「GALAXY S III」の出荷台数は第2四半期に1000万台、第3四半期に2000万台、2012年全体では5000万台になるといわれています。
一方、「GALAXY S III」の旧モデル、「GALAXY S II」はすべてのAndroidスマートフォンの中でもっとも使われていたという統計をOpenSignalMapsが紹介しています。「Android Fragmentation Visualized; The many faces of a little green robot」という記事の中で、過去半年間にAndroid用アプリ「OpenSignalMaps」をダウンロードした端末、OS、液晶解像度等の種類を分析しグラフにまとめています。
記事の趣旨は断片化したAndroidの世界というものですが、「GALAXY S II」はその中で9%のシェアがあります。少ないと思ってしまいそうですが、約4,000種類の異なるデバイスの中での結果であり、そこで1割近い台数を占めていると考えると驚異的だと思います。第2位は「Galaxy S」(GT-I9000)、第3位はHTC「Desire HD」です。

OpenSignalMapsダウンロードにおける各デバイスの割合
また、ブランド別の統計では、総計200ものメーカーの中でSamsungは40%という台数を占めます。第2位にHTC、第3位にSEMC(Sony Ericsson Mobile Communications。現在はSMC:Sony Mobile Communications)、第4位にMotorola、第5位LGと続きます。上位5社だけで全体のおよそ7割ほどを占有しています。その他、OSバージョン、液晶解像度などの結果も紹介されています。

OpenSignalMapsにおける各メーカーの割合