Googleが次期Android OSの提供を最大5メーカーに同時提供し新モデルの直販も開始するという、方向転換をするとWSJ日本版が報じています。
関係筋の話として、
- AndroidOSの次のバージョン「Jelly Bean」から、現在の1社独占提供ではなく、複数の端末メーカーに同時に供給する
- これまではGoogleが選択したメーカーだけにリードデバイス（レファレンス端末）の製作を依頼していたが、その戦略が変更される
- Googleは最大5社と提携し次期Nexusシリーズのリードデバイスを製作する
- Googleのサイトからアメリカ、ヨーロッパ、アジアのユーザーに向けて直接販売を行う
- 直販される端末はSIMロックフリーとなる。ユーザーは契約不要で、端末のみを購入する
- 発売時期は、今秋の感謝祭の時期までに出揃う
- Googleはスマートフォンだけでなくタブレットデバイスの販売増も望んでいる
などが伝えられています。
Googleが上記のような新しい方法をとる理由として、リファレンス端末製作メーカーに選ばれなかった、他の端末メーカーの不満を抑え、スマートフォンやタブレットでの統制力の強化などが挙げられています。また、Apple iPadやAmazon Kindleに対して遅れをとっているタブレット分野でも競争力を得るためでもあるようです。
Googleは、2012年4月よりSIMロックフリーの「Galaxy Nexus Unlocked」の直接販売を米国で開始しました。また、タブレット端末についても同様に直販するとも伝えられていました。
